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「シンセミア」の文庫本が出てた。
思わず購入。 もう一度読むのが楽しみなような、しんどいような…。 この間「文藝」の最新号を買った。 特集は伊藤たかみ。タイムリー。 劇団ひとりとの対談が面白かったのですが、私は伊藤たかみは「ドライブイン蒲生」と「ジャトーミン」しか読んでいない上、「陰日向に咲く」もいまだ読んでいないので、これを機に読んでみようと決意。 伊藤たかみって長編作家だったということも知らなかった…。 ところで今回の「文藝」、やたら厚かったのですが、綿矢りさの芥川賞受賞第一作が載ってたのでした。 今までと違う綿矢りさ。大人になった綿矢りさ。 …という趣の作品。 そう思う原因は、多分三人称の文章で、視点が変わるから。だと思うんだけど。 しかし、相変わらず書き出しが読みにくいな。その先は面白いんだけど…。 文藝賞受賞作はエネルギーが出なくてまだ読んでません。 しかし、2年連続十代の受賞者が輩出される文学賞とは…凄い。 その他、保坂和志と高橋源一郎という、今私の中で最も熱い2人の対談、 文藝賞受賞第一作刊行記念インタビュー;山崎ナオコーラ&羽田圭介など、 お買い得な一冊でありました。
by andhyphen
| 2006-10-22 22:11
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