AND HYPHEN
2009-08-12T23:12:14+09:00
andhyphen
読書と音楽と電化製品の日々
Excite Blog
引越しの決意
http://andhyphen.exblog.jp/12078739/
2009-08-12T23:10:00+09:00
2009-08-12T23:12:14+09:00
2009-08-05T23:10:16+09:00
andhyphen
LIFE
exciteに不満があるという訳ではないのですが,ブログパーツがあんまり使えないのがちょっと悲しかったので。
引越し先は,一応はてなダイアリーを予定してます。
タイトルも変えました。
Devil's adovocate
タイトルはあまのじゃくとか,そんな意味です。
ここもしばらくは残しておきます。
長らくのご愛顧,ありがとうございました!
そして今後ともよろしくお願いします。
[追記]実はこの記事は8/5に書いたものですが,うっかりと公開しないまま向こうで少しずつ日記を書き始めておりました…。]]>
本を売ることにした
http://andhyphen.exblog.jp/11906552/
2009-07-08T22:03:36+09:00
2009-07-08T22:03:36+09:00
2009-07-08T22:03:36+09:00
andhyphen
LIFE
そこで,手始めに置き場所がなく床にまで進出中の本を売ることに。
とりあえず適当に引っつかんでダンボール(100円ショップで購入)に詰めてみました。
が,あとダンボールが3箱ぐらいいる予感です。
大した値段にはならないんだろうなー…。
ところで今凄く欲しいのがこのシュレッダーです。
フェローズ パーソナルシュレッダー M-450Csフェローズ
マイクロカット!すっごく細かくなるんですよ。
ただビックカメラで現物を見たらえらくでかかった。。もう少し小さめだと嬉しいのに。]]>
6月読書メーターまとめ
http://andhyphen.exblog.jp/11861759/
2009-07-01T21:57:01+09:00
2009-07-01T21:57:04+09:00
2009-07-01T21:57:04+09:00
andhyphen
BOOK
6月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2455ページ
1Q84 BOOK 2
読了日:06月27日 著者:村上春樹1Q84 BOOK 1
読了日:06月26日 著者:村上春樹人生2割がちょうどいい
これは本気で面白かった。最高。
読了日:06月23日 著者:岡 康道,小田嶋 隆,清野 由美会計天国
確かに最後まで読めるけど,入門書としてどうかは疑問…。正直,思ったより分かりにくかった。初学者には向かない。
読了日:06月18日 著者:竹内 謙礼 青木 寿幸六法で身につける 荘司雅彦の法律力養成講座
読了日:06月12日 著者:荘司 雅彦新左翼とロスジェネ (集英社新書 488C)
読了日:06月09日 著者:鈴木 英生叙情と闘争―辻井喬+堤清二回顧録
読了日:06月08日 著者:辻井 喬
読書メーター
おかげで積読本が結構たまってます。7月は頑張って読むぞー。]]>
1Q84
http://andhyphen.exblog.jp/11856357/
2009-06-30T23:51:49+09:00
2009-06-30T23:51:48+09:00
2009-06-30T23:51:48+09:00
andhyphen
BOOK
1Q84 BOOK 2村上春樹 / 新潮社
読んだからには感想を書かなければ…と思ってたんですけど,やっぱり村上春樹は感想書きづらい。。
昔からそうなんですけど,彼の作品は読むと面白いんですが,根本的なところで何を表現したいのか私にはさっぱり分からないので,段々追い詰められていくんですよね…。
で,「1Q84」ですが,読ませるという点ではやはり洗練された文章,練られた表現で魅せてくれます。さすが村上春樹。
視点人物が交互に変わる点では「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」に似てますし,なんとなく「羊をめぐる冒険」も思い出しました。
ただ若干,内容が現実的(?)になってますな。
でもやっぱり,物語をどこにもっていきたいのかがさっぱり分からない。読者としては駄目読者ですな。。
まぁその辺りは数多くの方が数多くの解釈を示してくれると思います。村上春樹自身もインタビューに答えています。
あと正直,あの終り方は(村上春樹的だけど)やはり納得できないです。伏線張りっ放しですし。
私の性分かもしれないのですが,物語は始まった以上,何らかの形で終わらせて欲しいのです。この物語は終わってない気がしてならない。
ただ,続編があるのかもしれません。だとしたらそこで終わるのかもしれないけど…。
それが村上春樹なんだろうし,だからこそこんなに売れるんでしょうが,「1Q84」を読んだ人はそこに何を思うのでしょうか。]]>
試験結果は忘れた頃にやってくる
http://andhyphen.exblog.jp/11855378/
2009-06-30T22:17:29+09:00
2009-06-30T22:17:27+09:00
2009-06-30T22:17:27+09:00
andhyphen
LIFE
思えば約2ヶ月前,無謀にもプロジェクトマネージャを受けたのでした。
まぁ落ちてるとは思ってたんですが,とりあえず成績照会してみました。
受験番号 PM***-**** の方は, 不合格 です
午前Ⅰ得点 74.80点
午前Ⅱ得点 76.00点
午後Ⅰ得点 68点
午後Ⅱ評価ランク B
…午後Ⅰまではぎりぎり踏みとどまっていたようです。。
何かこの成績だと若干悔しい。。
しっかし,かなり滅茶苦茶な論文を書いた割りに評価はBか。
勉強時間15分にしては(ry。
そもそも勉強15分で受かる試験じゃないってことですな…。勉強しなくては。
プロマネの試験は年に1回しかないので来年までお預けですが,秋はまた別の試験を受けようと思います。]]>
人生2割がちょうどいい
http://andhyphen.exblog.jp/11811002/
2009-06-23T23:24:37+09:00
2009-06-23T23:24:44+09:00
2009-06-23T23:24:44+09:00
andhyphen
BOOK
今回の演奏会は楽しかったけれど,ほんとに疲れました。
次の日身体中が筋肉痛になっていたのは何故だろう…。
楽器を弾くにももう少し体力がないと駄目ですな。
そうこうしているうちにamazonから続々本が届く。
こんなに注文していたのか!とびっくりしました。自分で注文したくせに。
とりあえずやっと届いた「1Q84」読んでますが,どうかなぁ…。中々進まない。
ちびちび読んでいたらまた本が届いて,こちらは一気に読めてしまいました。
人生2割がちょうどいい岡 康道 / 講談社
日経ビジネスオンラインで連載されていた対談をまとめた本。
「ビジネス書」なんですが,具体的に得られるものは正直,ないです(!)。
ただこの二人の駄目さ加減に笑ってしまうし,駄目ながらも懸命なところがすごく良いんですよね。
この世の中にはこんな考え方をしている人たちがいるんだ!ってだけで面白いし,そして安心します。
ナビゲーターの清野由美氏の突っ込みも冴えている。
ちなみに,この本の著者の一人である小田嶋隆氏が同じく日経ビジネスオンラインで連載している「ア・ピース・オブ・警句」も超絶面白いです。]]>
TV
http://andhyphen.exblog.jp/11744139/
2009-06-13T23:25:25+09:00
2009-06-13T23:25:28+09:00
2009-06-13T23:25:28+09:00
andhyphen
LIFE
平日の朝はここ最近,「めざましテレビ」でも「やじうまプラス」でもなく「おはよう世界」です。
そして土曜日は,BS2で
9:30~11:00朝ドラ「つばさ」を流し見
11:00~12:00「俳句王国」を流し見
前も書いた気がしますが,神野紗希嬢の俳句なら70%程度見抜けるようになっている今日この頃。
彼女の感性は素敵だなぁと思っております。
そして12:00~13:30ニュースをはさんで「囲碁・将棋ジャーナル」を流し見
司会の澗隨操司アナウンサーが聞き手の女性2名に挟まれて嬉しそうな表情が印象的。
これが伊藤博英アナウンサーだと落ち着いた感じなんですけどね。年の差か…。
相変わらず囲碁と将棋はよく分からないが(囲碁はちょっとずつ勉強中),何となく見てしまいます。
正直ずっと見ているわけではなくて,かなり見ていない部分もあるんですが,土曜日の定番がこれってどうなんだ…と思うときは多々あります。
そして夕方何となくチャンネルを回していたら「さんまのまんま」に斉藤和義が出ていて,妄想トークを繰り広げているところでした…。思わず爆笑。さすがせっちゃん。
ちなみに彼がなぜせっちゃんと呼ばれているかは,Wikipedia見れば分かります。]]>
ニュース諸々
http://andhyphen.exblog.jp/11718580/
2009-06-09T23:52:57+09:00
2009-06-09T23:53:02+09:00
2009-06-09T23:53:02+09:00
andhyphen
LIFE
どんだけ売れてるんだ。100万部突破したとかいうニュースは見ましたが…。
尋常じゃないですね。
まぁでも積読本が山のようにあるから大丈夫ですが…。
iPhone 3G Sも発売になるようで。
ちっ,もうちょっと待ってれば最新買えたのに…とか思うiPhone 3Gユーザー。
でもiPhone OS 3.0がリリースされるらしいのでそれは大変楽しみです。
なんといってもコピペサポートが大きいかなぁ。
ところでiPhoneがあるとMacが欲しくなってくるのはこれはAppleの戦略でしょうか。
Macbook proに13inchが出たのも買えってことでしょうか。
PCは欲しいんだけど…迷うなぁ。。
]]>
今月はどれだけ本を読めるのか。
http://andhyphen.exblog.jp/11691318/
2009-06-05T23:50:00+09:00
2009-06-06T00:10:52+09:00
2009-06-06T00:10:52+09:00
andhyphen
BOOK
目が痛いし,肩を伸ばすと気持ち良いほどに(?)ボキボキ鳴ります。
あぁしんどい。。
新聞読んでたら,村上春樹の「1Q84」品薄状態という記事がありました。
1Q84 BOOK 1村上春樹 / 新潮社
1Q84 BOOK 2村上春樹 / 新潮社
確かに先日ジュンク堂行ったときには1巻売り切れでした。
事前の情報が少なかったのが飢餓感を掻き立てたとか。
Amazonも入荷は6/10になってました。
何となく予約してしまった。
村上春樹は高校から大学にかけて読みまくったのですが,「海辺のカフカ」以来遠ざかってしまった…。
「海辺のカフカ」が自分の中でしっくりこなかったのですよね。
何がしっくりこなかったか,問われてもよく分からないんですが…。
と,いうか,村上春樹の作品の殆どは私にとってはしっくりこないです。正直,よく分からん。
面白いな,と思ったのは「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」かなぁ…。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)村上 春樹 / 新潮社
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)村上 春樹 / 新潮社
今回の「1Q84」も多分すっきりしないような気がしてならない。
しかし,届く前に「叙情と闘争」を読み終えねばならない。。
叙情と闘争―辻井喬+堤清二回顧録辻井 喬 / 中央公論新社
「叙情と闘争」は連載中も読んでいた筈なのに,いざ読み始めたら「こんな内容だったっけか…」という感じ。人の記憶なんてあやふやなものです。あやふやだったからこそ読もうと思ったんだけど。
他にも上野千鶴子の「セクシィ・ギャルの大研究」が手元にあります。
セクシィ・ギャルの大研究―女の読み方・読まれ方・読ませ方 (岩波現代文庫)上野 千鶴子 / 岩波書店
あぁ上野千鶴子。きっと苦手だと思って読まず嫌いしていたけれど,折角だから読んで確かめたいと思います。苦手かどうか。
]]>
読書メーター5月まとめ
http://andhyphen.exblog.jp/11663875/
2009-06-01T23:21:00+09:00
2009-06-01T23:23:24+09:00
2009-06-01T23:21:47+09:00
andhyphen
BOOK
殆ど感想書けなかった…。
5月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:4604ページ
自壊する帝国 (新潮文庫)
読了日:05月31日 著者:佐藤 優生きる歓び (中公文庫)
読了日:05月27日 著者:保坂 和志蒼いみち (講談社文庫)
描きたいことは良いと思うんだけれど,いかんせん文章に味がない。描きたいことに筆がついていっていなくて,物凄く遠い世界のおとぎ話のように感じてしまった。
読了日:05月26日 著者:小澤 征良阿修羅のごとく―向田邦子シナリオ集〈2〉 (岩波現代文庫)
読了日:05月21日 著者:向田 邦子国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)
読了日:05月21日 著者:佐藤 優獄中記 (岩波現代文庫)
読了日:05月18日 著者:佐藤 優ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)
タイトルはきついけど内容には共感する点多し。ネットに過度に期待するな,ということか。
読了日:05月12日 著者:中川淳一郎朗読者 (新潮文庫)
読了日:05月07日 著者:ベルンハルト シュリンク向田邦子シナリオ集〈1〉あ・うん (岩波現代文庫)
読了日:05月03日 著者:向田 邦子ぼくのメジャースプーン (講談社文庫 つ 28-6)
読了日:05月03日 著者:辻村 深月夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)
読了日:05月02日 著者:米澤 穂信株式会社という病 (NTT出版ライブラリーレゾナント 34)
最終的にはタイトルと離れた部分で論を展開しすぎ。情報の集積は情報でしかないというのには共感。
読了日:05月01日 著者:平川 克美
読書メーター
12冊。まぁまぁですかね。
向田邦子と佐藤優月間でした。個人的には。
今月は学術書系を読みたいが…どうかなぁ。]]>
もう5月も終わりですか…。
http://andhyphen.exblog.jp/11656791/
2009-05-31T23:20:08+09:00
2009-05-31T23:20:10+09:00
2009-05-31T23:20:10+09:00
andhyphen
LIFE
今月は演奏会を2つこなしましたが,2つ目を終えた時点で力尽きた感が。。
5月後半は完全に引きこもりと化してました。。
他にもストレスが溜まる状況だったりとか,自身の処理能力がついていってないとかで中々きつかったです。
6月も何気に忙しいです。
簿記2級を受験するのですが,まだ工業簿記に手をつけていない有様だったりする。
というか商業簿記もやりながら前日にやったことが頭から抜けてたりする…。き,危険!!
受験料がもったいないので(せこい),受かりたいんだけどなぁ…。
あと演奏会もあります。
その他諸々忙しいです。
とりあえず倒れない程度に頑張る。うん。
さてツタヤディスカスの無料お試しで借りられる最後のDVDが届いた。
全然大丈夫 [DVD]ポニーキャニオン
荒川良々主演ってだけで気になる…。
彼が出ている「カロリーメイト」のCM笑えるよなぁ…。
最近ゆるそうな邦画にやたら惹かれます。
同窓会 デラックス版 [DVD]ジェネオン エンタテインメント
朝の連続テレビ小説「つばさ」を見ている方にはおなじみ(?)のはず,宅間孝行(=サタケミキオ)の初監督作。勿論出演もしてます。
最近宅間孝行=サタケミキオ=大河内奈々子の旦那さんというのに気づいて今さらびっくりしている自分がいる。。
ちなみに今TBSで「スマイル」ってドラマの脚本も書いてます。大活躍ですね。
しかし…見る時間が自分にあるのか,それが問題だ…。
]]>
ポストに届くDVDそしてCD
http://andhyphen.exblog.jp/11616211/
2009-05-25T23:30:59+09:00
2009-05-25T23:30:59+09:00
2009-05-25T23:30:59+09:00
andhyphen
LIFE
持っている本をそろそろ少しずつ処分しないとまずいなぁ…。
ところで最近やんごとなき事情によりツタヤディスカスでオンラインレンタルなるものを試してみました。
意外と便利でした。
結構借りられない場合も多くていらいらする方もいるみたいですが,私は趣味が変わっているのか(?)なんなのか,とりあえず今のところはちゃんと借りられています。
というかシステムがいまいちよく分からないが。。
ちなみにこれを見ました。
めがね(3枚組) [DVD]VAP,INC(VAP)(D)
めがね。
なごみます。もたいまさこが最高でした。
あらすじっていうほどあらすじもない話で,のんびり見るには向いてるかも。
あと音楽がえらく気に入ったので,サントラもレンタルしてしまいました。
映画「めがね」オリジナル・サウンドトラックサントラ / バップ
折角だから他にも色々見られると良いなぁ。]]>
体調不良継続中
http://andhyphen.exblog.jp/11605764/
2009-05-24T16:05:51+09:00
2009-05-24T16:05:51+09:00
2009-05-24T16:05:51+09:00
andhyphen
LIFE
時期も時期だし,「もしや新型…?!」の不安がよぎるも,単純に疲労蓄積とストレスで身体を壊していただけのようです。。
この週末は久々にうだうだと過ごしました。
ぐうたらは至福の時間です。やりすぎると帰って体調を悪くするが…。
まだ体調が万全ではないですが,先週は楽器も触れないし他にも予定が相当狂ったので,明日から取り戻さねば…!!
]]>
向田邦子シナリオ集1 あ・うん
http://andhyphen.exblog.jp/11480743/
2009-05-06T22:03:04+09:00
2009-05-06T22:03:05+09:00
2009-05-06T22:03:05+09:00
andhyphen
BOOK
向田邦子の作品は今でもスペシャルで放映されることがあるので知っていましたが,シナリオは初めて読みました。
もう,今までこの作品を知らなかったことを大後悔です。それくらい面白かった。
「あ・うん」は昭和十年頃を舞台に,製薬会社社員の水田仙吉と鋳物工場社長の門倉修三の友情を軸にして二つの家族や他の人々の人間模様を描いた作品です。
タイトルの「あ・うん」は一対のこま犬を指しています。こま犬のような仙吉と門倉の友情。
1980年と1981年にNHKで連続ドラマが放映され,その後映画化もされました。
門倉は仙吉の妻たみを密かに想っており,またたみも門倉を想っていますが,決してそれを表に出すことはありません。そして仙吉もそれを知りつつ門倉を,そしてたみを信じて友情と夫婦関係を築きます。
そのある意味奇妙な関係が,仙吉のひとり娘さと子の視点で描かれます。
せりふのひとつひとつが本当に素晴らしい。シナリオを読むだけで情景が鮮やかに浮かび上がります。
またところどころにふっと笑える部分がちりばめられていて,心が和みます。
そして仙吉,門倉,たみの関係。
互いを思いながら,自分の思いを表に出さず,支えあい,結びつく三人が,違和感なく描かれるところ。
もっとどろどろの展開にも出来るのでしょうが,そうしていないところに凄さを感じます。
そして巻末に関連資料がついているのも面白いです。
向田邦子,橋田壽賀子,倉本聰,山田太一の座談なんてのも附録についている。凄い。
]]>
ぼくのメジャースプーン
http://andhyphen.exblog.jp/11480543/
2009-05-06T21:42:44+09:00
2009-05-06T21:42:44+09:00
2009-05-06T21:42:44+09:00
andhyphen
BOOK
辻村深月はメフィスト賞作家の中でも読みやすい作家だと思っています。といっても他は「凍りのくじら」しか読んだことがないが。
ただ,その描写は痛々しくて物悲しい。
「ぼく」の幼なじみであるふみちゃんは,大切に世話していた学校のうさぎが無残にも殺され,その犯人にひどい言葉をかけられたことで心を閉ざしてしまいます。
「ぼく」はふみちゃんを傷つけた市川雄太に,自分がもつ「声」の力を利用して罰を与えようとするのですが…。
主人公の「ぼく」のものの考え方が深すぎるとは思いました。小学生の主人公にここまでの課題を与えることは酷な気がする。
ラストで「ぼく」は「ぼくはふみちゃんのことが好きなんかじゃないんです」と言い,「人間は身勝手で,絶対に,誰か他人のために泣いたりできないんだって本当ですか」と問いかけます。
このせりふは本当に切ない。
無償の愛なんてなくて,自分にも間違いなく何か得るものがあるから他人のことを思えるんだ,というある種突き放したた考えをあまりに具体的に表現してしまっているから。
ここまで突き詰めてしまうのか,と物凄い切なさを覚えました。
でもその問いに対する答えで,少し救われた気がします。
ちなみに辻村深月という作家は作品同士のリンクが強い作家なようで,彼女の他作品(「子どもたちは夜と遊ぶ」)にも「ぼくのメジャースプーン」の登場人物が出てくるらしい(というか,そちらが先)。
他の作品も読んでみたいです。
]]>
https://www.excite.co.jp/
https://www.exblog.jp/
https://ssl2.excite.co.jp/